BSA II の留学生活報告ドイツ・ブレーメン州立経済工科大学での留学生活報告

経営学科 3回生 吾郷 陽也さん
吾郷  陽也さん
2017年9月より、ドイツ・ブレーメン州立経済工科大学でのプログラムに参加
BSA IIドイツ

(step1.到着しました。)留学生活スタート!

【2017年10月10日報告】

留学先の風景1留学先の風景2留学先の風景3留学先の風景4  日本から実に24時間の旅を経て、時差ボケの中ようやく到着することが出来たあの日から、はや3週間が過ぎました。僕にとって初めての海外での長期滞在ということもあり、出国前は期待よりも緊張や不安でいっぱいでした。しかし、いざこちらで生活してみると、穏やかな街の雰囲気や優しい大家さん、またフレンドリーでユニークなクラスメートたちのおかげもあり、案外すんなりと今の環境に馴染むことが出来ました。現在、僕はシェアハウスで生活していて、大家さん夫婦と日本人ルームメイトと一つ屋根の下で暮らしています。ルームメイトが日本人同士になることは大家さんにとっても初の珍事であったらしいのですが、困ったときに日本語で助け合える反面、日常生活で語学力を向上させるチャンスが減ってしまったため、正直少し複雑な気持ちです。もちろんとても仲良しですけどね!そこから大学や街の中心部に出るまでは、バスとトラムを利用しても30分近くかかってしまいますが、スーパーマーケットや電器屋、銀行などは全てすぐ近くにあるので、とても暮らしやすい環境だと感じています。そして、一番心配していたあらゆる登録関連についても、履修や住民票、またSIMカードの購入に至るまで、高身長のイケメンバディが惚れてしまいそうなほど詳しく丁寧に教えてくれたことで、想像していたよりもずっと簡単に済ませることが出来ました。
 ところで、皆さんがブレーメンと聞いて最初に思い浮かべるのは、おそらく「ブレーメンの音楽隊」ではないでしょうか。きっとそうでしょう。初めは僕もむしろそのイメージしかありませんでした。ということで、到着するなりすぐにその銅像の写真を撮りに行ってみました。それは街の中心部のマルクト広場という、教会や市庁舎などのレンガ造りの美しい建物が立ち並ぶ神秘的な世界の中にあります。しかし銅像を探し始めてみると、意外と実物はそれほど大きくはなく、人だかりも全くなかったため、まず見つけるのに時間がかかってしまいました。この動物ピラミッドの一番下にいるロバの足を触ると幸運が訪れるという言い伝えがあるらしく、写真からは分かりづらいかもしれませんが、もうすべての幸運が吸い取られてしまったかのごとくロバの足だけツルツルになっていました。今まで皆さんにたくさん幸福を分け与えてきたのでしょうね。少々ネガティブな点ばかり並べてしまいましたが、もちろん彼らは紛れもなくブレーメンの象徴でありますし、それを取り囲む歴史情緒溢れる街並みも相まって、とてもメルヘンチックな気分になれる好スポットですので、ドイツ旅行の際には行かれる事を強くオススメします。このような環境に囲まれながら留学生活を送ることが出来るのは、ここブレーメンならではなので、この貴重な時間をしっかりと噛みしめて過ごしていきたいと思います。
 また生活が安定してきた余裕から、先日、少し遠出してハンブルクにも行ってきました。というのも、ブレーメンの大学の生徒はSemester Ticketという、ブレーメン近郊の交通機関を無料で利用できるチケットがもらえるため、お金にケチな僕でもチケットを見せるだけで100km以上離れたハンブルクまで行けてしまうのです。しかし、実はそこには大きな落とし穴がありました。ドイツの列車にも、日本でいう普通、急行、特急、また座席のクラスなどの種類があり、そのSemester Ticketが適用されるのはそれらのランクが低いもののみだったのです。そんなこととはつゆ知らず、一番速く、一番快適な列車に意気揚々と乗り込んだ僕は、車内にて約6,000円の罰金を支払うことになりました。調子に乗って初めから一人旅に挑戦したことが仇となりました。これからは本当に気を付けようと思います。しかし、ひとたびハンブルクに着くと、そこには僕が留学前にイメージしていた「これぞドイツ」といった風景が広がっており、先ほどの出来事を忘れさせてくれるほどの美しい街並みに魅了されました。近代的なショッピングモールが立ち並ぶ隣に、突如現れる歴史ある建造物たちが、ひとつの場所に当たり前のようにバランス良く存在している光景は、都会と歴史的観光地がきっぱり別れている日本とは真逆で、とても印象的でした。そんな中でも、一際存在感のあった市庁舎と、まるでハリーポッターの映画に出てくるような幻想的なハンブルク駅の写真を載せておきますので、是非皆さんの心を癒して頂ければ幸いです。
 ここでの生活に多少慣れてきたとはいえ、これから先も何かハプニングに巻き込まれたり、もしや巻き起こしたりしてしまうことはあるかもしれません。しかし今、僕の周りには助けてくれたり相談に乗ってくれたりする人達がたくさんいるので、きっと大丈夫です。次回は、もう少し留学生らしく、これから本格的に始まる授業内容などについてもご紹介出来るように、日々の大学生活にも専念していこうと思います。

(step2.もう半ばです。)留学生活も残り2ヶ月

【2017年12月27日報告】

留学先の風景5留学先の風景6留学先の風景7  クリスマスが近づくにつれ街がきらめき始める中、僕の留学生活は折り返し地点を迎えました。ドイツの中でも北に位置するブレーメンの冬は、僕が生まれ育った関西のそれとは比べものにならないほどに厳しく、日々体を震わせながら過ごしています。大学での授業が本格的に始まり、ビザなどの書類手続きもやっと終わり、ひとつの夢であったドイツでのサッカー観戦を実現できるなど、随分とこちらでの生活に馴染めてきたことで、心の余裕から毎日を楽しめるようになってきました。しかし、皮肉なことに、そう感じることが出来た頃には既に留学生活の終わりが見えてしまっていて、2ヶ月を残すのみの今、もうこの街を恋しく思ってきています。
  授業内では小テストやプレゼンが行われ、プログラムが始まった当初の雰囲気とはまた違い、緊張感のある空気の中でクラスが進んでいっています。経営学の授業ということもあり、今まで耳にしたことのなかった難しい学術用語が英語で飛び交い、留学以前の自身の勉強不足を痛感しています。しかし、逆に集中しないと内容についていけないという厳しい環境のおかげで、確実に学ぶスタンスや学習のクオリティは向上しています。しんどいかと言われればもちろんそうですが、努力が実力に変わる実感を得ることが出来るこの時間と場所を大切に、残り少ない期間を噛みしめて頑張っていきたいと思います。
 老若男女みんなが参加して盛大に作り上げるクリスマスやハロウィンなどのイベントは、想像していたよりも遥かに大きな規模で、今まで僕たちが同じ名前で呼び、日本で慣れ親しんできたそれらとは全く違うものなのではないかと感じてしまうほど、僕の心を圧倒しました。そして彼らに少し仲間入りさせてもらったことで、生のドイツ文化を肌で感じ、おとぎ話のような世界の中で忘れられない思い出を作ることが出来ました。また、単に楽しめただけではなく、ここまで伝統的な行事がドイツ人の生活に深く根付いているのは、やはり人々全員が、街全体が関与して盛り上げているからなのだと、自分が触れてきた日本の文化と比較して再確認することができました。