BSA IV の留学生活報告ドイツ・ブレーメン州立経済工科大学での留学生活報告

国際経営学科 2回生 脇山 司さん
脇山  司さん
2016年9月より、ドイツ・ブレーメン州立経済工科大学でのプログラムに参加
BSA IVドイツ

(step1.到着しました。)留学生活を始めてからの自身の心情や考え方の変化

【2016年10月7日報告】

留学先の風景1留学先の風景2留学先の風景3  留学生活を始める前の私は毎日が不安でいっぱいでした。
 「初めての一人暮らし、しかも異国で?」という風に何もかもが初めてで、やっていけるのか心配でした。留学生活が始まってから早くも約2週間が経過しましたが、一人暮らしや気候、人間関係といったような様々なことに慣れが生じてきた為か生活にも余裕が出て、段々とドイツでの生活を細かく見られるようになってきました。 最初はドイツの電車(トラム)や交通道路が日本と逆なので何回も間違えてしまったり、ドイツでの生活なので買い物に行っても商品の字が全く読めなかったりと、ドイツの生活に困惑しました。
 しかし、日本の諺にあるように「住めば都」です。ブレーメンの人たちがどんな人達かと一言で表すとしたら「暖かい」です。道に迷っておばあさんに英語で尋ねた時、おばあさんは英語が話せないにも関わらず私の目的地までの行き方を熱心に教えてくださいました。このような親切な行動を目にしたことは一度や二度ではもちろんありません。
 最初は緊張や不安で正直帰りたくなっていた状態が徐々にここにもっと住んで色々なことを学びたいといういつもの自分らしい姿勢に変化しつつあります。そして、長期の留学なので勉強だけでなく様々なことを学び少しでも日本で活かしたいです。今後のお話は次回に書き留めたいと思います。

(step2.もう半ばです。)ドイツでの貴重な体験

【2017年2月26日報告】

留学先の風景4留学先の風景5留学先の風景6  早くも日本を離れて半年という月日が経過しましたが、ドイツという日本とは全く違う環境における生活にも適応し、日本では経験することが出来ないような様々な事に挑戦したりもしました。ドイツに来てから一番の貴重な経験は立命館での学習の際には決して出会うことが出来なかった様々な国の友達が出来たということです。最初は拙い英語で軽い会話がやっとで全く相手の言葉が理解できなかったりしてなかなか親近な関係を築くことが大変でした。しかし、授業の一環であるグループプレゼンテーション、少人数制の授業や週末に行われるホームパーティー等を通じて、英語を話す機会が徐々に増え、英語で会話をすることに慣れが生じ始めました。最初は言えなかった冗談なども自ら発信でき、海外の人と躊躇うことなくコミュニケーションをとることも出来るようになりました。
 留学当初の自分とはまるで別人の自分が今ここにいます。時には自分の家に友達を招待して日本食を振舞い、時には友達の家を訪問し、その国独自の郷土料理などをご馳走になりました。食事の席ではお酒をたしなみ、普段はしないような様々な会話を繰り広げることが出来ました。自国の経済の話やビジネスの話になった際には単語がわからず困惑する場面に直面したりもしましたが今では良い経験です。
 こちらに来てから興味を持ち始めたこともあります。それはドイツ語の学習です。日本にいた時は、「ドイツ留学では英語を勉強するつもりだからドイツ語の勉強は必要ない」と考えていました。しかし、ドイツ語を学習しないとドイツでの生活に不便を感じ始め、更にドイツで新しく出来た友達と「ドイツ語で会話したい!」とドイツ語の勉強に対するモチベーションが一気に上昇しました。
 その為、現在ではドイツ語と英語の二言語の勉強をバランスの調節をとりながら進めています。日本にいた頃では考えられなかったトリ・リンガルへの道を、気付いたら歩み始めていた自分に驚きを隠せません。まだまだ語り切れないようなストーリーはたくさんありますが、文面では書ききれないので本稿ではここまでとさせて頂きます。いよいよ残り半年間の留学生活ですが、一日一日の時間を出来る限り日々有効に活用し有意義な留学生活を送りたいと思います。

(step3.もうすぐ帰国。)生涯に一度の貴重な体験

【2017年6月8日報告】

留学先の風景7留学先の風景8留学先の風景9  このレポートを書いている現在は留学終了が間近に迫っているということを改めて感じさせられています。今思うと10ヶ月という長い時間があっという間に過ぎ、ヨーロッパという巨大な大陸での生活も終わりを迎えようとしています。この留学を通して、私自身日本では絶対に経験することが出来ないような様々な事を経験しました。私の10ヶ月をこのレポートで全て記載することは叶いませんが、いくつか抜粋して述べていきたいと思います。

 まず、ヨーロッパは陸続きの国々でできた大陸なので、ドイツ以外の国にバスや電車を利用していくことが出来、ドイツでは四方八方移民だらけです。日本で生活していると、海外の人を見かける事があまりなく、もし知り合えたらラッキーと思う程度でした。しかし、ドイツという国では全く違いました。ブレーメンの大学の食堂に座っているだけで様々な国籍の人と出会うことが出来ました。もちろん、大学なので留学生が多いのは当然なのですが、ドイツ国籍ではなくこちらの大学に来ている正規留学生が多数在籍しているのです。私が把握しているだけでも、オランダ人、ポーランド人、台湾人、他多数。とにかく数えきれない程の多国籍コミュニティーがここブレーメン州立経済工科大学にはありました。留学する以前は一種の固定観念があり、「ドイツの大学なのだからドイツ人ばかりなんだろうなぁ〜。」という程度の考えをもっていました。しかし、実際来てみると完全に私のイメージを凌駕するような環境だったので、内心驚きと共に感動も覚えました。私自身にとってこのような状況に置かれる事が夢であったので非常に嬉しく感じました。日本と違ってこちらの大学では、ほとんど英語かドイツ語しか通じない状況であったので、私の英語は瞬く間に上達したように感じました。日本にいた時に話さなさ過ぎただけかもしれませんが、英語とドイツ語は必須ツールでした。

 続いて私のドイツ語の事情について少し詳しくお話したいと思います。この留学が決定する前まで私はドイツ語のアルファベットも発音することが出来ないぐらいの初心者でした。知っている単語も皆無に近く、実際ドイツに来るまでは勉強する気も一切ありませんでした。私は立命館で培った英語力を使ってこの留学期間を乗り切るつもりでしたが、ドイツ語圏であるドイツで現地語を話さないことは致命的であると実感させられてからは、毎日の生活が第三言語の勉強でした。ドイツ語を本気で学びたいと思う人はもちろんこの大学は最適な環境であると思いますが、ドイツ語初心者にとっても最高の学習環境であったと私は感じました。こちらの大学にはAWSというアジア圏の語学と経済を学ぶ学部があり、その一環で日本語を学ぶ学部があります。その学生達とタンデムという語学の勉強会が非常に為になったと感じました。毎回のタンデムはドイツ人の友達との楽しい時間であり、時にお昼を食べたり、時に外に遊びに行ったりしました。それと同時に、私のドイツ語を総合的に伸ばすことも出来たと感じました。その結果を形に残したいとの一心で私は2017年5月にドイツ語の国際資格の一種であるGoethe Institute B1のレベルに挑戦し、見事合格することが出来ました。この大学には初心者がドイツ語を短期間で日常会話レベルまで伸ばすことが出来る環境が完璧に揃っていました。

 最後に、ブレーメン州立経済工科大学の授業についての印象を軽く述べたいと思います。ブレーメン州立経済工科大学には英語で開講される授業がたくさんあるので、英語を学習したい人にもぴったりの大学だと思います。欧州で学ぶ経営学の授業はとりあえずとても興味深いものが多かったです。例えば抽象的な内容を授業内で学習する際に、教授は生徒に分かり易く説明するために具体例を挙げると思います。もちろん日本では日本の企業の具体例を日本人に向けて提示するだろうということは容易に想像できると思います。しかし、ドイツでは欧州大陸という大きな大陸で経営学を考えているので、具体例ですら今までに聞いたことないような欧州の企業やビジネスモデルが引用されます。授業をとることによって自分が知り得ることがなかったような情報を取得することができ、そして自発的にもっと様々なことを調べてみたいと思うようになりました。気づいたら私のネット検索履歴は殆どが欧州の有名企業や英語のビジネス用語の用語説明サイトで、日本のサイトの履歴は殆どありませんでした。今考えると日本で英語のサイトの記事を読むことは殆ど経験しなかった、というより避けていたと思います。留学期間が長くなるにつれて、日本のサイトだけでは対応できない状況に幾度も直面したので、日本のサイトを使う方が却って遠回りになっていました。このように英語のサイトを頻繁に閲覧するようになったことも留学で身に付いた習慣の一つでした。

 私にとってこの留学経験は本当に貴重であると感じました。何度も繰り返しますが、絶対に日本では経験できないようなことをたくさん出来たからです!他にもまだまだ伝えきれていない内容はありますがすでにかなりの長文となってしまったのでこの度はここまでとさせて頂きます。最後に私の留学を簡潔に言い表すと、「様々な未知なることへの挑戦の場」であったのではないかなと思いました。